防水工事の種類
ひとことで「防水工事」といってもその手法はさまざま。
建物状態、工事をする箇所、予算などによって最適の方法を選択しましょう。
ウレタン防水
ウレタン防水工事は、液体状のウレタン樹脂を塗るだけで防水層を形成する材料を使用する工法です。ウレタンの特性は、下地の形状に馴染み易く、水密性の高い連続皮膜が得られます。ですので、屋上をはじめとした複雑な部位への使用が可能です。
- 長 所
- 低コストで施工ができる
- 短期間施工
- 重ね塗り対応できる
- 施工時に臭いが発生しない
- 短 所
- 手塗りの場合、塗膜が均一にならない場合も
塩ビシート防水
塩ビシート防水工事とは、塩化ビニル樹脂で作られた防水シートを使用する防水工法です。防水シートを接着剤などで下地に貼り付ける密着工法と、ディスク板などで固定していく機械固定工法とがあります。密着工法は廊下や階段など歩行を行う場所に、固定工法は歩行に不向きなため屋上などの施工に向いています。
- 長 所
- 高い意匠性がある
- 紫外線や熱への耐久性
- 短期間で施工ができる
- 柔軟性があり施工性に優れる
- 短 所
- 劣化が進むとシートが割れたり穴があくことがある
いずれの防水工事においても「下地補修工事」が重要です!
防水改修工事は古くなった防水層を撤去したり、補修したりした上に新しい防水層を作り上げる工事です。そのため、古くなった防水層のメンテナンスが工事の出来を左右する重要はポイントとなります。改修工事から10年を経過しないうちに建築物の塗装表面が剥離するような場合、下地補修の不徹底がその第一原因として考えられます。いわゆる下塗りやシーラーといった工程に開題があれば、こうした事態は早晩に露呈することになります。夢咲志は、防水材の品質を長期にわたって保つためにもこの下地補修工事に力を入れています。
伸縮目地の処理
クラック(ひび割れ)の処理